ローソンストア100news|累計430万個販売の100円おせち/18年は28種展開
(株)ローソンストア100(東京都品川区、河原成昭社長)は、12月25日(火)から「100円おせち」28種類の販売を開始する。全国792店舗のローソンストア100で取り扱う。
2017年は22種類だったおせちに、数の子、炙り焼き合鴨スライス、えび甘露煮など6種類が新たに加わる。さらに、中部エリアでは、「鯛づくし」を加えた29種類を展開する。
おせち料理は、買った方が経済的で手軽という理由から、つくる時代から買う時代へシフトしている。その影響を受けて「100円おせち」は2017年度、過去最高の87万個・8700万円を売り上げた。2012年からの累計は430万個となり、2018年は95万個の販売を見込んでおり、500万個を超える見込みだ。
ローソンストア100では、定番の蒲鉾、伊達巻、黒豆、昆布巻、栗きんとんなど、少量パックをすべて100円(本体価格)で販売することで、高齢化・核家族化・単身世帯の増加など多様化するライフスタイルの変化に対応する。適量・好きな料理だけ食べられることや、必要なものだけ買い足せることが好評の理由だ。
100円で提供するには理由がある。たとえば、「田作り、海老の甘露煮、わかさぎ」などは、老舗メーカーがつくった味の良い商品であるにも関わらず、形やサイズが不揃いなものを集めて販売するする。
「伊達巻」は、秋冬になるとオフシーズンになるちりめんじゃこの工場でつくっている。
「蒲鉾」は赤・白合計で毎年20万本以上を販売する主力商品だが、1年前から大量発注・大量販売をメーカーに約束することで100円での販売を可能としている。
「数の子」は、昨年小さいサイズが豊漁であったため、価格を抑えて買い付けした。そのうえで、寿司ネタ用のカット工場を活用して100円サイズに加工している。
こうして高品質ながら100円というコストダウンを実現している。
ローソンストア100では、重箱ではなく、家庭の皿で気軽におせちを楽しめる「ワンプレートおせち」を世代別に提案している。全種類を豪華に詰めたバブル世代向け、高級食材だけをチョイスしたミニマム世代向け、インスタ映えが最優先のゆとり世代向け、ファミリー向けなど。盛り付け提案は、インスタグラムで、約2万人のフォロワーを持つ料理研究家の小林睦美氏が担当している。