オイシックスnews|豊洲漁商産直市場と共同開発の「国産本カツオ漬け丼」販売
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)が運営する食品宅配サービス「Oisix」では、同社が3月に連結子会社化した(株)豊洲漁商産直市場と共同開発した「【豊洲目利き人厳選】国産本カツオ漬け丼」を9月9日(木)から、販売開始した。
「【豊洲目利き人厳選】国産本カツオ漬け丼」は、焼津漁港で水揚げされた新鮮な国産本カツオを漬けにして冷凍したもの。解凍後、温かいご飯に盛り付けるだけで鰹の漬け丼ができる。卵の黄身、薬味を混ぜると旨味がアップする。お茶漬けなどにも使える。価格は1人前で538円(税込み)。
このカツオ漬け丼の原料は「ハギレ」と呼ばれるものだ。寿司店など外食産業で使用する際には、見栄えのよい柵(さく)にしたり、納品時の指定で全商品同じ重さに揃えるため、事前に形やグラム数を整えたりする必要がある。「ハギレ」はそのときに切り落とされた部分である。
「ハギレ」は規格品より安い値段で売買される一方で、規格品を製造しなければ存在しないため、必要なときに必要な数量が調達できない。姿形もまちまちである。重量もバラバラである。こういったデメリットがある。加工するには手間もかかり、商品の仕上がりを一定のクオリティに仕上げる技術も必要となる。
刺身を同じ形・同じ色・同じ品質、同じ重量でいつでも買えるのが当たり前となっているのが現状だ。したがって、どうしても出来てしまう「ハギレ」を余さず、かつ手軽に食べられるよう、原料販売者・製造工場・販売者が同じ課題に協働して取り組んで、ハギレ調達ができ次第、製造できるようにすることで今回の商品開発が実現した。
<製造工場でハギレを手切りするようす>
豊洲漁商産直市場は1999年に設立された。2021年3月にオイシックス・ラ・大地が子会社化した。日本最大の市場である豊洲市場での買参権を取得し、鮮魚、加工・冷凍品を中央市場ならではの品揃えで提供している。 さらに独自ルートで開拓した全国の漁師や漁協、産地市場などとのネットワークをもち、活〆・神経〆・血抜き・活越し・今朝獲れ便など、 船上から始まる手当てと独自流通によってワンランク上の高品質・高鮮度な鮮魚を配送している。