イオンリテールnews|新たなバリューチェーン構築で愛媛の「朝〆真鯛」販売
イオンリテール(株)南関東カンパニー(神奈川県横浜市、浜口好博支社長)は、豊洲市場新年初開市の1月5日から、毎週金・土曜日に、東京・神奈川・千葉・山梨の「イオン」「イオンスタイル」など80店舗で、愛媛から活魚車で豊洲に運んだ真鯛を当日中に加工して店頭販売する。また同都県の「おうちでイオン イオンネットスーパー」でも販売する。
豊洲市場が加工を担い、愛媛県漁連宇和島支部が輸送を担うなどの協力を得て、新たなバリューチェーンを構築することで実現した。
現在、 水産業は原油高や新興国の需要拡大などにより、 コスト面や仕入れ面でさまざまな課題が生じている。南関東カンパニーではこうした環境下でも、お客に豊富かつ新鮮な魚の提供し、産地のより一層の経済活性化を図るためにこの取り組みを行う。
今回活魚車で運んで豊洲で活〆され、店舗で販売される真鯛は、全国1位の養殖生産量を誇る愛媛産。この時期の真鯛は、春の産卵に向けて栄養を蓄えており、身も締まり年間でもおいしい時期にあたる。
真鯛輸送は飲食向けの活魚車を活用する。活魚車は販売前日の昼頃に愛媛を出発し、その日の夜に豊洲市場に到着する。日が変わり、販売当日の未明に加工を行い、早朝豊洲市場から店舗に向けて配送する。一般的な産地での活〆と異なり、輸送過程では生かしていることで鮮度劣化がない。そして活〆後は、すぐ販売することで、これまで以上に高い鮮度で提供できるという。