ウエルシアnews｜青森県下北エリアでツルハと共同配送/実検証と効果測定

ウエルシアホールディングス(株)（東京都千代田区、松本忠久社長）の子会社であるウエルシア薬局(株)（東京都千代田区、松本忠久社長）は、(株)ツルハホールディングス（札幌市東区、鶴羽順社長）の子会社である(株)ツルハ(札幌市東区、八幡政浩社長)と10月25日(火)から青森県下北エリアで共同配送を開始する。

この共同配送は、経済産業省の令和4年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業」に対応するもの。ウエルシアグループの(株)丸大サクラヰ薬局が運営する「ハッピー・ドラッグ」とツルハグループ5店舗の計6店舗を対象にスタートさせ、今後5カ月にわたり実検証・効果測定を進める。具体的に歯、ウエルシアグループ店舗の荷物を積んだ配送車両がツルハの物流センターに立ち寄り、青森県下北エリアの店舗に共同配送を行う。

青森県下北エリアでは、両社の他の営業エリアと比較して店舗密度が低く配送トラックの積載率が低いことが両社にとって課題だった。それぞれの荷物を積んだ配送車両が互いの物流センターを経由することにより配送効率を高め、物流コストを削減するのが狙いだ。またCO2排出量も削減でき環境負荷低減に貢献できる。

なお共同配送の運用にあたり、情報連携の基盤として、(株)日立製作所が提供するLumadaソリューション「Hitachi Digital Solution for Lo-gistics/配送情報シェアリングプラットフォーム（SISP）」を活用する。このプラットフォーム上では、荷量や納品予定、配送トレースなどのさまざまな物流情報をデジタル化し、クラウド上でシームレスに連携させることで企業の垣根を越えて共有することができる。