イオンの9月はG.G世代をターゲットにした「ハッピーライフ」応援セール
イオンは9月いっぱい、G.G.世代を対象に「ハッピーライフ」を応援するプロモショーンを実施する。
9月15日(月)の敬老の日をイオンでは「G.G.ディ」と呼ぶ。それを記念して、9月の主役はG.G世代と位置づける。
期間中、G.G世代の価値観やライフスタイルに合わせた取り組みを、新たな商品やサービスに落とし込んで提案していく。
G.G世代のニーズを「いつまでも健康でいたい」「若々しくきれいでいたい」「上質な時間を過ごしたい」という3つのコンセプトに設定。3つのニーズに合わせたトップバリュ開発商品を軸に、プロモーションを展開する。
たとえば、健康ニーズには、西城秀樹プロデュースのイオンオリジナル健康シューズ「REPLUSリプラス」で、ロコモ対策を提案する。
ロコモとは、「ロコモティブシンドローム」の略で、筋肉・骨・関節・神経などの運動器に障害が起こり、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態をいう。
西城秀樹は2度の脳梗塞に倒れながら、8年間にわたるリハビリに取り組んで復帰するという体験を持つ。
その西城秀樹の主張は「ファッションで気持ちを明るくしたいのに、リハビリ用のトレーニングシューズは地味なものばかりで、おしゃれを楽しめない」というもの。
このニーズにアシックス商事㈱とイオンが対応し、共同開発で商品をつくった。
「REPLUSリプラス」のネーミングには、機能とファッション性で、“もう一度(RE)プラス(PLUS)な気持ち”で暮らそうという意味が込められている。
販売価格は5500円(税込5940円)、アイテム数は、紐、ファスナーの2タイプ、4色全8種類。サイズは10サイズ(22.5㎝~27.0㎝)。※ピンクのみ5サイズ(22.5㎝~24.5㎝)。
さらに、文化服装学院監修のここちよい着心地を追求した服「Bottomボ ト ムLaboラボ」も、G.G世代対応商品の一つ。
「無理なく動けてやさしい穿き心地」「体型がきれいに見える」など、G.G世代には彼ら独自のニーズがある。しかもこの世代はまだまだ、おしゃれを楽しみたい。
そこでG.G世代の体型パターンに合わせた“ゆる楽きちっと”ボトムの「トップバリュ」を開発。
たとえば「トップバリュウエストアジャスター付パンツ」は、ウエストに沿うカーブベルトでスタイリッシュに見えながら、ラクな穿き心地を実現させた。
販売価格は、3686円(税込3980円)。
監修商品は、デニムや合繊パンツなど全11アイテム。
敬老の日に需要が高まるフラワーギフトでは、東北3県の花を、関東・東北エリアの「イオン」店舗409店で販売する。
福島県・阿武隈産トルコキキョウ、岩手県・安代産りんどう、宮城県・石巻産ガーベラなど。
福島県・阿武隈エリアでは、福島原発の影響から震災発生以来、花卉生産が中止されていた。今年がトルコキキョウの初出荷。それを応援する。展開期間は9月13日(土)~9月15日(祝・月)。
食品でも開発商品を主力に展開する。
トップバリュ特定保健用食品「食物繊維入り烏龍茶」、食物繊維豊富な「大麦入りのおにぎり、スイーツ」、さらにトップバリュグリーンアイタスマニアビーフ使用「切れてるステーキ」、そのうえ人気イタリアンレストラン「ラ・ベットラ」の落合務シェフ監修「おうちでイタリアン」シリーズなど。
G.G.世代という1つのテーマを、展開する商品は店舗によって一部異なるが、全国のイオングループ各店で、かつ1カ月にわたって実施する。
同じ行催事に競合各社がいっせいに取り組み、プロモーションが同質化を起こしている状況のなかで、こういった独自の仕掛けこそ、ポジショニング戦略と評価することができる。
イオンは9月1日に、「終活」をサポートする事業会社「イオンライフ」を設立したばかり。
格安スマホも高齢者に好評だ。
イオンがターゲティングする客層のひとつが明確になってきた。
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