6月外食産業統計|土曜日1日増・月末梅雨明け・単価上昇で売上高3.3%増

一般社団法人日本フードサービス協会(JF)が、6月の外食産業市場動向調査を発表した。

フードサービスを業態別に集計した本調査は、新店を含めた全店を対象にしている。6月末時点で、調査対象企業数は200社、店舗数3万6689店。5月に比べて企業数は4社減り、店舗数も543店減少した。

6月の売上高は3.3%増で、22カ月連続で前年を上回った。客数は1.4%増、客単価は1.9%増、店舗数0.6%増。好調要因は3つある。第1に、土曜日が1日多い曜日回りだったこと。第2に、関東甲信地方の梅雨明けが月末だったこと、また気温も高く晴れの日が多かったことなどの天候要因。この2つの要因が客数増加を招いた。第3に、高付加価値メニューや価格改定による客単価の上昇。

売上高を伸び率順に並べると、ディナーレストラン5.5%、ファストフード4.3%、パブ・ビアホール4.2%、ファミリーレストラン2.6%、喫茶2.5%が増収。パブ・ビアホールは、サッカーW杯が集客向上効果となった。唯一、居酒屋は▲3.1%と前年に届かなかった。

業態別では、ファミリーレストランの「焼き肉」が7.0%増。19カ月前年超えが続いている。5月は1.7%増とやや伸び率が鈍化していたが、土曜日が1日多かったことで客数が増加し、高い伸び率が戻った。ファストフードの「持ち帰り米飯・回転寿司」は5.8%増。価格改定による単価上昇が好調要因だ。

>外食市場動向2018年6月

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