5月労働力調査|就業者数は6838万人34カ月増加・「製造業」1028万人
総務省統計局が2025年5月の「労働力調査」を発表した。
5月の就業者数は6838万人。前年同月に比べて72万人増加した。34カ月連続のプラスとなった。男女の内訳では男性が 3716万人、女性が 3122万人。就業率は62.3%、15~64歳の就業率は80.1%。
正規の職員・従業員数は3723万人。前年同月に比べ48万人の増加。19カ月連続して増加している。一方、非正規の職員・従業員数は2101万人。前年同月に比べ31万人の増加。5カ月連続で増加した。
主な産業別就業者数を見ると、最も多いのは「製造業」の1028万人。次に多い「卸売業,小売業」は1017万人で、前年と比較すると23万人減少している。
また産業別で増加したのは、「医療,福祉」37万人増、「サービス業(他に分類されないもの)」16万人増、「情報通信業」15万人増、「運輸業,郵便業」11万人増、「生活関連サービス業,娯楽業」9万人増、「学術研究,専門・技術サービス業」5万人増、「農業,林業」「金融業,保険業」4万人増。
完全失業者数は183万人で、前年同月に比べ10万人の減少。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同率。
そして非労働力人口は3950万人で前年同月に比べ80万人減少した。39カ月連続の減少で、就業する人が増えている。