9月生協統計|供給高1.2%増/宅配1328億円2.2%増/個配3.5%増
日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)が9月度の供給高(売上高)速報を発表した。全国66主要地域を集計している。
9月は、総供給高(売上高)2134億7900万円で、前年同月を1.2%上回り、4カ月増収が続いている。
店舗販売は、753億9300万円で2.0%増と、3カ月連続で前年を超えている。とくに相場高の影響で、農産の売上高が伸長した。客数は前年にわずかに届かなかったが、客単価が前年を上回ってカバーした。
宅配は1328億2400万円。2.2%増で42カ月連続で前年を上回っている。そのうち個配は利用者の伸びもあって3.5%増の929億7600万円となった。
「9月は災害で配達ができない事態もおきた。とくに関西の一部と静岡県。そして地震が発生した北海道では、停電によるロスも生じた。センターレベルでもそうだが、届けた顧客先の冷蔵庫が使えないことによる返品もあった」と語るのは渉外広報本部の伊藤治郎本部長。
一方で、災害による特需も発生している。電池や保存がきく商品が災害後、売上げを伸ばした。また台風到来に備えた買物需要も発生した。