10月SC統計|休日減・台風・高温・映画不調などで3カ月ぶりに既存店1.0%減

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、10月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存店売上高は5126億8279万円。前年同月比1.0%減と、3カ月ぶりに昨年を下回った。テナントは0.8%減、キーテナントは2.0%減だった。

協会では減収要因を4つあげている。第1に、休日日数が前年比で1日少なかったこと。第2に、台風接近などの悪天候で客数が減少したこと。第3は、気温が高く、秋物衣料の動きが鈍かったこと。そして第4は、映画が低調だったため、シネコンを有する店舗の集客に影響がでたことだ。一方で、ハロウィンなどのイベント効果で好調な店舗もあった。


(日本ショッピングセンター協会 販売統計調査より)

立地別・構成別は、中心地域の大都市は0.8%増、中都市は0.1%減。周辺地域は1.7%減となった。

立地別・地域別は、9地域中、リニューアル効果のあった近畿だけが1.6%増収だった。ほかの8地域は前年を下回った。東北▲5.5%、四国▲4.3%、中国▲2.2%、北海道▲1.7%、中部▲1.5%、関東▲1.3%、北陸▲1.2%、九州・沖縄▲0.6%。

都市規模別の政令指定都市は、全体では0%と横ばい。13都市中、大阪市5.5%、神戸市3.5%、北九州市1.7%、横浜市0.5%、名古屋市0.2%、京都市0.2%の5都市が前年を上回った。一方で、川崎市▲6.5%、仙台市▲5.5%、広島市▲4.3%、千葉市▲1.2%、福岡市▲1.1%、東京区部▲0.9%、札幌市▲0.6%の7都市は減収だ。

その他の地域は1.7%減で9地域すべてが前年に届かなかった。北海道▲6.5%、東北▲5.5%、四国▲4.3%、中部▲2.0%、中国▲1.6%、関東▲1.4%、北陸▲1.2%、近畿▲1.0%、九州・沖縄▲0.7%という結果だ。

>SC販売統計調査報告2018年10月

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