1月訪日外客数統計|269万人で過去最多/ベトナム27.8%増・韓国3%減

日本政府観光局(JNTO)が、2019年1月の訪日外客数を発表した。

2019年1月の訪日外客数は、前年同月比7.5%増の268万9000人。2018年1月の250万1000人を18万人上回り、1月として過去最多を記録した。

中国と台湾は、航空座席供給量の増加と、旧正月の春節が2月上旬となったことで、1月末の訪日需要が高まった。豪州はスキー客、米国はクルーズ需要が好調で伸長した。また、ベトナムは27.8%増と最も増加率が高かった。雪や温泉など日本の冬を訴求した旅行商品が好調に推移した。

市場別では、20市場のうち、17市場が前年を上回った。豪州は単月として過去最多を記録した。1月として過去最多を記録したのは中国、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、スペインの14市場だ。また、カナダとマレーシアも前年同月を超えた。

一方で、韓国、香港、イタリアの3カ国は前年を下回った。韓国は単月過去最高だった前年を下回ったものの、月次では過去2番目の訪日者数を記録している。香港は、中国大陸とを結ぶ高速道路と港珠澳大橋が開通したことで、中国旅行者が増えたことが影響している。イタリアは、イースターで長期休暇のある4月に訪日客が集中すると見られ、訪日需要はやや低調だ。

>訪日外客数(2019年1月推計値)

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