4月SC統計|既存店0.2%増/大型連休で集客増&食関連好調・衣料品は苦戦

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、4月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存店売上高は5138億3195万円。前年同月比0.2%増と、3カ月連続で前年を上回った。

大型連休の前半にあたる4月は、行楽客の増加もあり、駅ビルなどの飲食や食物販などの食関連が好調だった。一方で、気温が低かったことが影響して衣料品は苦戦した。

立地別・構成別では、テナントが0.7%増。大都市、中都市、周辺地域とすべての立地で前年を上回った。キーテナントは大都市が2.0%増だったが、中都市と周辺都市が苦戦して総合では2.0%減という結果。

立地別・地域別の総合では、全9地域のうち、東北、近畿、中国、九州・沖縄の4地域が前年を超えた。半面、北海道、関東、中部、北陸、四国は前年を下回った。中心地域と周辺地域に分けた集計結果では、行楽需要の増加で、北陸の中心地域が5.7%増、中部の中心地域が4.3%増と大きく伸長した。

都市規模別・地域別の総合は大都市が0.5%増。名古屋市2.9%増、大阪市2.9%など6都市は増収だったが、広島市2.1%減をはじめ6都市は苦戦した。

その他の地域は0.0%と横ばい。中国1.9%増など5地域が増収。北海道3.4%減をはじめ4地域は前年を下回った。

>SC販売統計調査報告 2019年4月

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