5月百貨店統計|既存店0.8%減、ゴールデンウィーク明け低調

5月の「百貨店売上高概況」が日本百貨店協会から発表された。調査対象店舗は78社215店で、4月と変わらず。

5月の売上高は4443億1858万円、前年比は0.8%減と2カ月連続で前年を下回った。

改元による祝賀ムード、10連休のゴールデンウイーク、気温上昇に伴う夏物商品の需要の高まりなどプラス要因は多かった。また、インバウンドや高額品も引き続き好調だった。しかし連休後の反動や改装による店舗面積の減少などが影響して、前年実績に届かなかった。

顧客別では、93.0%を占める国内市場は1.4%減収だ。一方でシェア7.0%のインバウンドは8.0%増の309億円。4カ月連続で伸長した。客数も47万4000人で3.7%と伸長した。

「主要10都市」は横ばい。大阪2.0%、福岡1.6%、名古屋1.4%、札幌0.8%、仙台0.7%、横浜0.5%、広島0.5%と7都市が前年を上回った。神戸▲1.8%、東京▲1.6%、京都▲1.2%の3都市は前年割れした。

10都市を除く地区は2.5%減、25カ月連続でマイナスが続き、地方都市の百貨店は厳しい環境が続く。8地区中、北海道地区のみが3.0%増。近畿は横ばい。関東▲3.9%、中国▲3.4%、東北▲3.0%、九州▲1.7%、中部▲1.3%、四国▲0.3%の6地区は減収となった。

商品別では主要5品目のうち、雑貨のみが4.0%と前年を上回った。そのうち、美術・宝飾・貴金属が7.3%と高い伸びだ。化粧品は、国内外ともに好調で、6.1%増と、50カ月連続して前年同月を上回る。5月の気温上昇で、UV対策商品やスキンケアが売上げをけん引した。

一方で、家庭用品▲6.5%、衣料品▲2.5%、身のまわり品▲1.2%、食料品▲0.8%と、4品目は前年に届かなかった。

5月の大手百貨店の業績(確報)では、4社中2社が前年を上回り好調だった。
(株)高島屋 +0.3%。
(株)エイチ・ツー・オーリテイリング・百貨店事業 +0.2%。
(株)J.フロントリテイリング・百貨店事業 ▲0.4%。
(株)三越伊勢丹ホールディングス・国内百貨店事業 ▲1.3%。

>全国百貨店売上高概況2019年5月

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