5月SC統計|既存店2.6%増/GW客数増・飲食好調・夏物商材伸長

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、5月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存店売上高は5308億7777万円。前年同月比2.6%増と、4カ月連続で前年を上回った。

月前半は、連休が前年よりも2日多かったことで全国的に集客数が伸長した。また月後半は気温の上昇で、夏物衣料をはじめとした夏関連商品が売上げを伸ばした。業種ごとの販売動向を見ると、飲食が好調との回答が多かった。

立地別・構成別では、テナントは、飲食店が好調で総合3.0%増。大都市、中都市、周辺地域とすべての立地で前年を上回った。キーテナントは総合では0.8%増。大都市が2.1%増だったが、中都市が2.8%減と苦戦した。周辺地域は1.0%増。

立地別・地域別の総合では、全9地域が前年を上回った。とくに伸長率が高かったのは九州・沖縄の4.1%増。リニューアル効果で、大都市中心部の施設や郊外の大型店舗が好調だった。

都市規模別・地域別の総合は大都市が2.0%増。広島市3.7%減以外の11都市は前年を上回った。とくに神戸市は7.6%増と好調だった。

その他の地域は3.0%増。中国4.0%増、九州・沖縄3.9%、近畿3.6%増など9地域中8地域が前年をクリアした。唯一北海道が1.1%減と前年に届かなかった。

>SC販売統計調査報告 2019年5月

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