5月6業態統計まとめ|10連休効果で外食・ショッピングセンター・コンビニ増収
2019年5月の主要業態別売上高が出揃った。
百貨店、総合スーパー、スーパーマーケット、コンビニエンスストアの小売り主要4業態に、ショッピングセンターと外食産業を加えた動向を概観する。外食産業は全店ベース、他は既存店ベースの数値だ。
最大10連休となった2019年のゴールデンウィーク。その長期連休の消費は、業態によって明暗が分かれた。
5月の売上高が前年を上回ったのは、外食産業3.1%、ショッピングセンター2.6%、コンビエンスストア1.7%の3業態だ。
一方、前年を下回ったのは百貨店0.8%、総合スーパー0.7%、スーパーマーケット0.4%。
ゴールデンウイーク後半にた当る5月に入ってからの6連休は、昨年に比べて2日多いことで、外食産業、ショッピングセンターは客数増につながった。
ただし、連休明けは消費者の節約志向が高くなり、各業態ともに客数減となった。
5月の後半は気温が上昇したことで、百貨店やショッピングセンターでは、夏物衣料をはじめとした夏需関連商品が動いた。またコンビニではアイスクリームや冷し麺、飲料などの売上げが伸長した。
総合スーパーと食品スーパーは、連休の行楽需要から惣菜は好調だった。