1月訪日外客数統計|1.1%減の266万人/韓国・ドイツを除く17市場最多記録

日本政府観光局(JNTO)から、1月の訪日外客数が発表された。1月の訪日外客数は、前年同月比1.1%減の266万1000人となり、4カ月連続で前年同月を下回った。

訪日外客数が多い韓国市場が前年同月比59.4%マイナスで大きく減速し、全体が前年を下回る要因となった。しかし一方で、昨年は2月にあった春節が今年は1月になったことから、東アジア市場の一部、東南アジア市場などで前年同月比が2桁の伸びを記録した。このうち、香港、マレーシア、フィリピン、ベトナムは前年同月比40%を超えた。

市場別では、豪州で単月として過去最多を記録したほか、韓国、ドイツを除く17市場(中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシア、スペイン)で1月として過去最高の数値を記録した。

一方、中国では新型コロナウイルス感染症が流行したため、1月27日からは中国政府の通達により、団体ツアー及び航空券とホテルのパッケージ商品の販売が禁止されており、訪日を含む出国者数全体が激減している。新型コロナウイルスでは日本市場の感染拡大の報道もあり、2月以降は中国からだけでなく、各市場からの外客数は落ち込むと予測される。

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