9月コンビニ統計|既存店売上高3%減/たばこ増税前駆け込み、客単価9%増

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)の発表によると、コンビニエンスストアの9月の既存店売上高は8667億0800万円の3.0%減だった。来店客数は11.1減だったが、客単価は9.0%増えている。

全店ベースでは客数が10.6%減、客単価が8.3%増となり売上高は9059億9800万円の3.1%減。既存店・全店ともに7カ月連続のマイナスだ。

9月は降水量が多かった。また在宅勤務・外出自粛が続いたことが来店客数に影響を及ぼした。一方、生鮮食品、惣菜、冷凍食品、スイーツ、酒類、マスクなどの衛生用品が好調に推移したことで、客単価は前年を上回った。

既存店の部門別売上げは、日配食品が前年同月比7.5%減、加工食品が6.9%減、そしてたばこ税増税前の駆け込み需要から非食品が10.4%増、サービスが28.8%減と、非食品以外はマイナスだった。

統計はJFA正会員の(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社の集計だ。全店店舗数は前年同月より199店舗増え、5万5852店となった。

なお大手3社の9月既存店売上げは(株)セブン-イレブンが2.4%増、(株)ファミリーマートが4.7%減、(株)ローソンが5.5%減だった。

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