10月訪日外客数統計|10月訪日客2万7400人98.9%減/7カ月ぶり2万人超え

日本政府観光局(JNTO)発表の速報値では、2020年10月の訪日外客数は前年同月比98.9%減の2万7400人と、13カ月連続で前年同月を下回ったものの、7カ月ぶりに2万人を超えた。

■2020年10訪日外客数

日本における検疫強化、査証の無効化などの措置が引き続き取られていること、多くの国で海外渡航制限などの措置が取られていることなどが原因で、ビジットジャパン重点22市場の多くで、訪日外客数が7カ月連続で99%を超える減少となっている。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大が続くなか、一部の国と日本の間で「ビジネストラック」や「レジデンストラック」の運用が開始された。また、10月1日以降は、一定条件下のビジネスなどに限り、許可数は限定的ながら、すべての国・地域からの新規入国が可能となったことにより、実数は徐々に増加している。

「ビジネストラック」とは、「活動計画書」の提出などの条件のもとで、日本または相手国入国後の14日間の自宅等待機期間中も行動範囲を限定した形でのビジネス活動を認める仕組みで、短期出張者用である。

「レジデンストラック」とは、入国後14日間の自宅等待機は維持しつつ、例外的に日本と相手国間の往来を認める仕組みで、主に駐在員の派遣・交代など、長期滞在者用だ。

「ビジネストラック」が適用されているのは韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムの6カ国、「レジデンストラック」が適用されているのは韓国、シンガポールの2カ国。

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