1月スーパーマーケット統計|特需反動で既存店2.1%減・総売上高9564億円

スーパーマーケット3団体が発表した1月の販売実績速報値は、既存店が前年同月比97.9%だった。コロナ特需の反動が顕著に表れた。2020年比では101.6%。

3団体は一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)で、3団体の会員企業270社8302店舗の集計になる。

全店ベースの総売上高は9564億4122万円で前年同月比99.2%。2020年同月比では104.3%。

日本スーパーマーケット協会によれば、年始は、帰省客が回復した地域ではオードブルや寿司などごちそうメニューが好調で、大型パックの動向がよかった。まん延防止等重点措置の発令を受けて、中旬以降、内食需要の拡大で生鮮食品が好調になったが、昨年を超える伸びはみられなかった。原料高騰による値上げがあったコーヒーや小麦製品は、企業によって好不調が分かれた。惣菜や冷凍食品などは引き続き好調だった。

部門別売上高では、食品合計は8609億2001万円、既存店97.7%。

そのうち生鮮3部門合計が3339億5844億円、既存店96.6%。内訳は青果が1297億6887万円、既存店96.7%、水産が870億2921万円、既存店97.4%、畜産が1171億円6036万円、既存店95.8%。

惣菜は985億9395万円、既存店102.9%、日配が1873億6805万円、既存店97.7%、一般食品が2409億9957万円、既存店97.3%。コロナ禍で低調だった惣菜は復調している。

非食品は711億5366万円、既存店96.5%、その他が243億6795万円、既存店99.0%。

 

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧