2月スーパーマーケット統計|既存店0.9%増・総売上高9177億円
一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)のスーパーマーケット3団体が2月の販売実績速報値を発表した。3団体の会員企業270社、8309店舗の集計になる。
2月の既存店売上は前年同月比100.9%だった。昨年10月以来、4カ月ぶりの既存店前年クリアだ。なお2021年2月以降、コロナ特需の影響を含まない2019年との比較を発表していたが、一年が経過し一巡したため、今月からは一昨年対比数値の発表を中止する。
全店ベースの総売上高は9177億1854万円で前年同月比102.5%。
日本スーパーマーケット協会の江口法生専務理事によれば、カテゴリ別では惣菜部門が非常に好調に推移している。また2021年は暖冬だったが、今年は気温が平年並みか平年より低かったため、鍋商材やホット商材などの季節商品が非常に好調だった。
部門別売上高では、食品合計は8432億2484万円で既存店100.9%。
そのうち生鮮3部門合計が3180億7112億円で100.0%と横ばい。部門別内訳は青果が1294億3,324万円の101.5%、水産が787億5288万円で97.7%、畜産が1098億8500万円で100.1%。
惣菜は985億5209万円の103.1%、日配が1809億9401万円で101.4%、一般食品が2456億0762万円で100.8%。
非食品は553億0325万円で98.6%、その他が191億9089万円で97.6%だった。
なお、保有店舗数別集計では51店舗以上の企業では既存店101.4%と好調だった一方で、1~3店舗規模では96.7%とその差が開いている。