3月スーパーマーケット統計|既存店0.9%増/総売上高9962億円2.3%増

一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)のスーパーマーケット3団体が3月の販売実績速報値を発表した。3団体の会員企業270社、8308店舗の集計になる。

既存店売上高は前年同月比100.9%の微増ながら、先月に続き2カ月連続で前年をクリアした。土日祝日の日数は計9日で、前年同月と比べて1日祝日が多かったことも、売上げの押し上げ要因となった。まん延防止等重点措置は3月6日に13県で解除され、3月21日には18都道府県で解除された。ただ、まん延防止等重点措置が解除されても感染者数は高止まりの状態であったことから客数は伸び悩んだ。一方、生鮮相場が高い状況に加えて、一部商品の値上がりしていたため、客単価が増加した。

総売上高は9661億7649万円の102.3%。

食品合計は8803億0551万円で102.5%。

そのうち生鮮3部門合計は3384億9956万円で102.5%。青果が1400億6450万円105.4%、水産が855億4451万円100.1%、畜産が1128億9056万円100.8%だった。

惣菜は1038億7130万円106.6%、日配は1872億2518万円101.8%、一般食品は2507億0946万円101.5%と、食品は堅調だった。

非食品は623億0762万円100.3%、その他が235億6388万円で94.3%。

1店舗平均月商は1億1629万円、売場1㎡当たり売上高は7万円。地域別では近畿地方だけが前年同月を下回った。また店舗規模別では10店舗以下の企業が前年同月を下回り、苦戦している。

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