4月チェーンストア統計|総販売額1兆687億円・既存店2.1%増/衣料品復調
日本チェーンストア協会(東京都千代田区、三枝富博会長)が発表した「チェーンストア販売統計」4月度の総販売額は1兆687億円、98.8%となり、既存店売上高(店舗調整後)は102.1%だった。会員企業数56社、店舗数1万0943店の調査となる。
主要3部門を見ると、食料品が7250億円99.7%で、既存店は98.8%。衣料品は662億円102.9%、既存店も107.3%と伸びた。住関品は2070億円90.3%、既存店は108.2%。
4月度は、新型コロナウイルス感染症の感染者下げ止まり傾向が続いているなか、生活者の行動範囲が広がり、昨年の反動もあって食料品の動きは鈍かった。衣料品は気温の上昇とともに動き始め、住関品も堅調に推移した。
なお、5月20日に行われた通常総会で協会会長に三枝富博㈱イトーヨーカ堂取締役会長が選任されている。