7月百貨店統計|売上高4391億円9.6%増・客数9%増/衣料品12.7%増と好調

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、村田善郎会長)が2022年7月の「百貨店売上概況」を発表した。調査対象は71社187店で、前月から1店舗減少している。

7月の売上高は4391億4796万円で既存店前年同月比9.6%増、客数は9.0%増で、ともに5カ月連続プラスだった。コロナ前の2019年比では売上高9.1%減と、月間の平均値で見れば回復基調は続いている。

地区別では、大都市はすべて対前年増で12.7%増と二桁増を示した。地方は3地区で前年割れとなったが、合計では1.6%増と前年実績を確保した。

商品別では、ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品等高額品が引き続き高伸している。盛夏商材や旅行用品も天候与件や行楽需要から好調に動いている。一部外資系ブランド等では、価格改定前の駆け込みも見られた。

衣料品は、一部店舗で生産調整等によるセール品の在庫が不足したが、プロパー品への需要が高まり、12.7%で二桁増と健闘した。

食料品は、世界情勢の影響による価格高騰などから生鮮食品で苦戦が続いているが、和洋菓子はお中元や夏休みの帰省需要など手土
産ニーズの拡大により好調だったことで、前年同月に変化はなかった。

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