10月家計調査|2人以上世帯消費支出は30.2万円2.5%減/食費13カ月連続減少
総務省統計局が10月の「家計調査報告」を発表した。集計世帯数は全国の二人以上の世帯、7309世帯。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。
10月は、2人以上の世帯の消費支出が30万1974円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質では2.5%の減少となった。名目では1.3%増加した。前月比(季節調整値)は実質0.1%減少した。
費目別の消費支出(2人以上世帯・実質)で昨年同月比で増加したのは「教育」10.6%増、「交通・通信」5.3%増、「住居」8.0%増、「保健医療」2.6%増。
一方で消費金額の大きい「食料」は4.4%減で、13カ月連続のマイナスとなった。「家具・家事用品」12.9%減、「被服及び履物 」9.7%減、「光熱・水道」2.1%減、「教養娯楽」0.2%減。
また、勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は55万9898円と、前年同月比で実質5.2%減少となり、名目でも1.5%減少した。