日生協news|家事への意識についての調査/タイパ1位は「調理・食事の支度」
日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)が、組合員の「家事」に対する意識について、調査結果をまとめた。
この調査は、ふだんの暮らしの中で多くの時間を占める「家事」の実態や意識を調査し明らかにすることを目的に、組合員を対象とするWEBアンケートを実施した。調査期間は2023年9月5日~9月10日、有効回答数は3157件。
■タイムパフォーマンスを意識する家事
普段の暮らしで、タイムパフォーマンス(タイパ)を意識している家事を尋ねたところ、最も多かったのが「調理・食事の支度」(42.8%)で、2位の「食事の後片付け」(20.8%)、3位の「買物」(19.6%)を大きく上回る結果となった。タイパを意識する家事を「調理・食事の支度」と回答した人を年代別でみると、20代が50.0%、30代が48.6%、40代が49.0%と、若い年代では全体より高い傾向にあることがわかった。一方で、できればもっと手間をかけて行いたいと思っている家事を尋ねたところ、「部屋の掃除」(50.9%)が最も多く、タイパで1位だった「調理・食事の支度」(37.2%)が2位という結果になった。
■家事の不満点
家事において不満に思うことを尋ねたところ、1位は「疲れる・大変である」(46.1%)。2位以降は「終わりがないように感じる」(43.2%)、「思うようにやりきれない」(31.6%)という結果が続いた。若年層では、1位は全体の結果と同じく「疲れる・大変である」(55.7%)だったが、次に多かったのが「時間が足りない」(47.9%)という結果になった。
■家事を前向きにするために意識していること
不満な点として「疲れる・大変である」「終わりがないように感じる」という回答が多い家事だが、そんな家事を前向きにするために、意識していることや工夫していることを尋ねると、最も多かったのが「適度に手を抜く・完璧を目指さない」(56.9%)だった。続いて「こまめに家事をする・後回しにしない 」(38.6%)、「“ながら家事”をする」(29.3%)という結果になった。また、ふだん前向きに家事をしているかを尋ねたところ、「前向
きに家事をしている」 「どちらかといえば前向きに家事をしている」が計53.9%で、半数以上の人が前向きに家事をしていることがわかった。