7月SC統計|既存SC売上高2.4%増/猛暑で季節商材好調

(一社)日本ショッピングセンター協会(東京都文京区、清野智会長)が2025年7月の「SC販売統計調査」を発表した。調査対象は540ショッピングセンター(SC)。

7月度の既存SC売上高は、前年同月比2.4%増。冷感アイテムやUV対策アイテムなど季節商材が稼働し売上げにつながった。41カ月連続で昨対プラス。

立地別に見ると、中心地域は総合で2.1%増、周辺地域は2.5%増となった。中心地域は国内外観光客や館周辺での大型イベント開催が来館増に寄与した。また周辺地域はテナント入れ替え・改装効果があったSCが好調だった。

地域別では、九州・沖縄5.8%増、東北・四国4.9%増、北陸4.1%増、近畿2.7%増、北海道2.3%増、中国2.1%増、関東1.9%増、中部0.1%増だった。

業種別では、「ファッション」は、セールが縮小傾向に伴い苦戦したSCが多かったが、機能性素材の夏物衣料やプロパー商品が稼働したSCもみられた。大都市では、月後半から秋物素材や秋カラーの商品が稼働したSCもみられた。

「雑貨、その他物販」は、キャラクター雑貨やハンディファン、日傘やUV対策、冷感アイテムなどの暑さ対策商品の需要が高かった。

「飲食」は、猛暑でアイスドリンクや冷たいメニュー、夏限定メニューが稼働した。「食料品」は、土用の丑の日が土曜日になったことでうなぎ関連商品が好調だったほか、お中元などの夏ギフト、土産品の稼働もみられた。

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