カインズnews|第26回グリーン購入大賞農林水産特別部門「大賞」受賞
(株)カインズ(埼玉県本荘市、高家正行社長CEO)は、「園芸用土の水平リサイクルシステム」を構築した取り組みが評価され、「第26回グリーン購入大賞 農林水産特別部門」における「大賞」を受賞した。

カインズでは、2021年に策定した「くみまち構想」に基づき、地域共生による地域課題の解決と価値創造を指向し、自治体や企業等と連携してきた。その代表的な取り組みが「園芸用土の水平リサイクルシステム」で、家庭で不用になった園芸用土をカインズ店舗で回収し、園芸用土メーカーで焼成・殺菌処理を行った上で、「循環型培養土」として再生し、再びカインズ店舗にて販売する仕組みとなる。
2023年に開始した京都府亀岡市との連携を皮切りに、同様の課題を抱える自治体と協働しながら展開を進め、現在では全国8店舗で取り組んでいる。
2025年7月末時点の回収実績は、累計利用件数約4400件、回収量約200トンに達した。この取り組みにより、園芸用土の処分に関する住民からの問い合わせが減少し、捨てる場所がなく困っていた住民の助けにもなっていることから、地域課題の解決にもつながっている。
「グリーン購入大賞」は、グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催し、環境や社会に配慮した製品やサービスを、環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度。第26回グリーン購入大賞では、持続可能な調達(消費と生産)を通じた SDGsの目標達成、そのなかでも脱炭素社会やサーキュラーエコノミーの実現に寄与する取り組みを募集し、審査を行っている。

