3月コンビニ統計|低温でホット商材が動き、既存店売上高2カ月ぶりにプラス

今日4月20日に、コンビニエンスストアの3月統計調査報告が日本フランチャイズチェーン協会より発表された。

3月の売上高は既存店ベースで7920億2300万円、前年同月比0.01%とわずかにプラス。3月は寒暖の差が大きく、とくに下旬に気温が低下したことで、麺類や中華まん、おでんなどのホット商品が伸びた。また、カウンター商材や調理パン、サラダ、惣菜などの中食は相変わらず好調に推移。
2月は5カ月ぶりに既存店売上げがマイナスだったが、3月はプラスに転じた。

調査対象企業は8社。(株)スリーエフ、(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソン。

全店ベースでは、8860億4600万円(2.5%)。総店舗数は5万4822店(2.2%)。1年間で1202店舗の増加。1店当たりの平均月商は1616万円で、平均日販は52.1万円。

来店客数は、既存店が12億9870万人(▲0.9%)と、13カ月連続のマイナスだ。全店では、14億3217万人、1.9%のプラス。2月に、71カ月(約6年)ぶりに客数がマイナスとなったが、プラスに転じた。1店当たりの平均来店客数は月間でおよそ2万6100人、1日841人。

平均客単価は、既存店609.9円(0.9%)、全店では、618.7円(0.5%)と、ともに24カ月連続のプラス。

既存店ベースの商品分野別売上高は、日配食品+1.5%、加工食品+0.1%、非食品▲1.4%、サービス▲2.3%。

大手コンビニ3社の3月の概況は以下のとおり(%は前年同月比)。

セブン‐イレブン・ジャパン 
総店舗数1万9423店
既存店売上高 +1.0%
既存店客数 ▲0.4%
既存店客単価 +1.4%
全店売上高 +4.7%

ローソン
総店舗数1万3110店
既存店売上高 ▲0.3%
既存店客数 ▲1.0%
既存店客単価 +0.8%
全店売上高 +2.6%
 
ファミリーマート
総店舗数1万7157店(ファミマ1万2280店、サークスKサンクス4877店)
[ファミマ]
既存店日販売上高 ▲0.1%
既存店客数 +0.1%
既存店客単価 ▲0.2%
全店売上高 +12.9%
[サークスKサンクス]
既存店日販売上高 ▲5.0%
既存店客数 ▲4.6%
既存店客単価 ▲0.4%増
全店売上高 ▲26.6%

3月の既存店売上高は、セブン‐イレブンが+1.0%と唯一プラス。ローソン▲0.3%、ファミリーマートは、ファミマ▲0.1、サークルKサンクス▲5.0%という結果。セブン強し。

検索キーワード: コンビニ  JFA  3月  売上高  カウンター商材  来店客数  気温低下

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧