3月大店立地法新設届出|神奈川県内最大のイオンモール座間3万4000㎡申請

経済産業省から3月の大規模小売店舗立地法に伴う新設届出申請が発表された。
合計55件。各地の件数は次のとおり。

北海道4(北海道3 札幌市1)
東北   4(青森県1 山形県1 福島県1 仙台市1)
関東 17(茨城県3 栃木県3 群馬県1 埼玉県3 千葉県2 東京都2 神奈川県1 横浜市2)
中部   3(愛知県2 岐阜県1)
近畿   5(滋賀県1 大阪府1 兵庫県1 大阪市1 神戸市1)
中国   8(広島市4 山口県2 広島市1 岡山県1)
四国   3(徳島県1 香川県1 愛媛県1)
九州 11(福岡県3 佐賀県1 熊本県2 大分県1 宮崎県1 鹿児島県1 福岡市1 熊本市1)

3月の申請でもっとも多かった地域は関東の17件。次いで九州11件、中国8件である。

詳細は表のとおりである。
20170501_stats_01
 (経済産業省出典の資料をもとに商人舎にて作成)

今回の申請で最大面積は(仮称)イオンモール座間(座間市広野台2-4958)で3万4000㎡。座間市が2013年に策定した「広野台二丁目地区計画」に基づいたもので、日産自動車旧座間工場の跡地に建設される。神奈川県の県央部に位置し、相模川・相模原台地など自然環境も良好。東京、横浜へのアクセスも便利で、今後さらなる人口増加が見込まれる。また南2km地点に国道246号線が接続されるため、広域からの集客も期待できる。

開発コンセプトは「SMART”ZAMALIFE”WITHAAEON 素敵な暮らしと新しいトキが詰まった座間の新しいシンボルモール」。ショッピングだけでなく、コト・トキ消費のコンテンツを加えた新たなライフスタイルの提案し、コミュニティを醸成する施設の実現をめざす。神奈川県のイオン店舗で最大規模となる。新設日は2017年12月1日となっている。

<イオンモール座間 イメージパース図>
20170501_stats_02

次に大きいのは、茨城県のたつのこまち龍ケ崎モール(龍ケ崎市中里二丁目1番2)1万2325㎡。家電量販店のケーズデンキやスーパーマーケットカスミなどが出店し、2017年11月15日に新設予定だ。設置者は、千葉県に本社を置く㈱新昭和で建設・不動産を主に展開している。

また広島県の東広島モールは、西エリア2354㎡、東エリア5428㎡をあわせると7782㎡となる。ここは、2016年8月31日に閉店した「西条プラザ」の後に、ハローズやドラッグストアが入り、複合商業施設となる。

ほかにも5000㎡以上の申請が4件あった。
(仮称)仙台市太白区茂庭計画商業施設(北海道仙台市太白区茂庭土地区画整理8街区)8897㎡。
(仮称)DCMホーマック室蘭中島店(北海道室蘭市中島本町1丁目3-1の内)7447㎡。
(仮称)コメリホームセンター北茨城店(茨城県北茨城市中郷町上桜井字竹塙2099番外)5887㎡。
ダイユーエイトさくら西店 (栃木県さくら市馬場字金井181番外)5296㎡。

今期2016年度(2016年4月~2017年3月)の申請は合計544件となった。そのうちコスモス薬品は、80件の届け出をした。

2015年度571件、2014年度669件、2013年度705件、2012年度738件、2011年度621件、2010年度584件、2009年度500件。つまり2012年度がピークで、その後、新規店舗や新ショッピングセンターの開発は低減している。建築費の高騰や人手不足が影響を与えている。

詳細は経済産業省出典の下記エクセル表を参照してほしい。
⇒大規模小売店舗立地法(新設)届出の概要【2017年3月末】
⇒大規模小売店舗立地法(新設)届出件数【2017年3月末】

*上記の経済産業省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。

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