5月コンビニ統計|好天・GW・行楽効果で既存店1%増も客数は15カ月減

日本フランチャイズチェーン協会からコンビニエンスストアの5月統計調査報告が発表された。5月の売上高は既存店ベースで8080億1800万円、前年同月比1.0%と3カ月連続でプラス。全店ベースでは、9105億3800万円(2.8%増)、51カ月連続でプラスとなった。

5月は好天に恵まれたことで、ゴールデンウイークや週末の行楽需要の売上げが順調に伸びた。

総店舗数は5万4999店(2.0%増)。1年間で1088店舗の増加。1店当たりの平均月商は1655万円で、平均日販は53.4万円。

既存店の来店客数は13億4678万人(▲0.4%)と、15カ月連続のマイナス。全店では14億9585万人、1.8%増で3カ月連続のプラスとなった。1店当たりの平均来店客数は月間でおよそ2万7200人、1日877人。

平均客単価は、既存店600.0円(1.4%増)、全店では、608.7円(0.9%増)。ともに26カ月連続のプラスで、客数減をカバーしている。

既存店ベースの商品分野別売上高は、カウンター商材や調理パンなどの中食が好調だったことから日配食品が0.9%増。加工食品▲0.3%、非食品▲0.04%はともにマイナス。サービスは14.0%増だった。

調査対象企業は(株)スリーエフ、(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの8社。

大手コンビニ3社の5月の概況は以下のとおり(%は前年同月比)。

セブン‐イレブン・ジャパン
総店舗数1万9579店
既存店売上高 +1.7%
既存店客数 +0.3%
既存店客単価 +1.4%
全店売上高 +4.1%

ローソン
総店舗数1万3190店
既存店売上高 +3.2%
既存店客数 +0.1%
既存店客単価 +3.1%
全店売上高 +5.8%

ファミリーマート
総店舗数1万7126店(ファミマ1万2840店、サークルKサンクス4286店)
[ファミマ]
既存店日販売上高 +1.2%
既存店客数 ▲0.3%
既存店客単価 +1.5%
全店売上高 +18.4%
[サークルKサンクス]
既存店日販売上高 ▲8.4%
既存店客数 ▲6.9%
既存店客単価 ▲1.6%
全店売上高 ▲37.9%

5月の既存店売上高は、ローソン+3.2%、セブン‐イレブンが+1.7、ファミマ+1.2%、サークルKサンクス▲8.4%と、ローソンの好調が目立った月だった。

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