5月外食産業統計|2.2%増と9カ月連続好調もファミレスは0.1%減

一般社団法人日本フードサービス協会(JF)は、5月の外食産業市場動向調査を発表した。この調査は、新規店も含めた全店を対象として、業態別に集計している。

5月の回答事業社数は190社、店舗数は3万3825店。表を見るとわかるように、ファストフードの全店舗数は1万7496店で全体の約52%。これに9732店舗で29%を占めるファミリーレストランを合わせると、2業態で8割を超える。この二つの業態の動向が外食産業の結果を左右する。

[5月度有効回収の事業社数]

全体概況
売上高2.2%、店舗数0.6%、客数2.1%、客単価0.1%。
5月の売上高は9カ月連続で前年を上回った。ゴールデンウイーク(GW)期間、月後半も客数が堅調に伸びて、2016年5月より日曜日が一日少ないというマイナス要素をカバーした。また雨天日が昨年より東京都で2日、大阪府では6日も少ないなど、天気に恵まれたこともプラスした。

5月の外食産業の業態別の動向を、対前年比の伸び率順にまとめると、パブ・ビアホール4.2%、喫茶3.7%、ディナーレストラン3.6%、ファストフード3.5%、、居酒屋0.5%、その他5.3%とプラスが並ぶ。しかし全体の3割近くを占めるファミリーレストランが0.1ポイントのマイナスとなり、全体では売上高も2.2%と抑え気味となった。

業態別概況

<ファストフード業態>
売上高3.5%、店舗数0.9%、客数3.0%、客単価0.5%。
洋風(4.6%)、和風(3.8%)、麺類(5.7%)、その他(0.5%)。洋風はGWの期間メニューが好調で4.6%増。和風は新メニュー訴求で客単価が上がり3.8%増、麺類はCM効果で5.7%増だった。マイナスとなった持ち帰り米飯・回転寿司だが、これは店舗数が減少したことが要因で1.1%減。

<ファミリーレストラン業態>
売上高▲0.1%、店舗数0.4%、客数▲1.0%、客単価1.0%。
洋風(▲1.4%)、和風(▲2.0%)、中華(▲0.2%)とマイナスが並ぶ。日曜日が1日少ない曜日回りがファミレス業態には痛手となった。唯一プラスとなった焼き肉(4.6%)は、ゴールデンウイークのファミリー需要やSNSでのクーポン配信が奏功し、客数は4.3%増、売上げを4.6%伸ばした。

<パブ・居酒屋業態>
パブ・ビアホールは、売上高4.2%、店舗数4.4%、客数6.5%、客単価▲2.2%。客単価はマイナスだったもの、店舗数の増加や新店が好調だったことで売上げアップとなった。

居酒屋は売上高0.5%、店舗数▲5.0、客数0.2%、客単価0.2%。店舗整理が良い結果をもたらし、売上げ0.5%増と回復した。ここのところパブ・ビアホールは好調でも居酒屋が足を引っ張るという傾向だったが、5月はともにプラスとなった。

<ディナーレストラン業態>
売上高3.6%、店舗数3.3%、客数4.3%、客単価は▲0.7%。
客単価以外はプラスと全体では好調だったが、高級業態では振るわない店舗もあった。

<喫茶業態>
売上高3.7%、店舗数1.3%、客数1.9%、客単価は1.8%。
天候に恵まれ気温の上昇とともに、アイスドリンクの売れ行きが良かった。

>全店データ(前年同月比)の表はこちらから
>全店時系列データ(前年同同月比)の表はこちらから

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