9月ドラッグ統計|売上高4928億円7.8%増/調剤医薬品10.6%が牽引

経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、9月のドラッグストア販売額は4928億円、前年同月比7.8%増。


 (経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)

商品別の増減率をみると、9カテゴリーすべてがプラスと好調に推移した。店舗数も前年同月比5.7%増加となり、1万4689店舗となった。

伸び率順に並べてみると、調剤医薬品は10.6%で二桁増。それに続き、食品9.8%、ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー9.0%、ビューティーケア用品(化粧品・小物)8.5%、健康食品7.8%、OTC医薬品6.8%、トイレタリー5.0%、家庭用品・日用消耗品・ペット用品5.0%、その他4.3%という結果。

ドラッグストア業界の主要5社の9月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。

(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +3.1% 客数 +0.6% 単価 +2.5%
[全 店] 売上げ +7.0% 客数 +4.9%  単価 +2.1%

ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ  + 6.5% 客数   +3.7%  単価 +2.8%
[全 店] 売上げ +15.4%  客数 +13.8% 単価 +1.6%

(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +3.2%
[F  C]  売上げ +2.3%
[全 店] 売上げ +6.7%

(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲0.3%
[全 店] 売上げ +4.2%

(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +2.2%
[全 店] 売上げ +10.0%

9月の既存店売上げはサンドラッグ以外はプラスを維持。とくにウエルシアホールディングスは6.5%と伸び率も高かった。全店をみると、主要5社すべてがプラスとなり、ドラッグストア業態の好調がみてとれる。商業動態統計速報の結果も全店対象の数字だが、業態別でも最大の伸びを示している。

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