フジnews|創業店「宇和島店」50年ぶりに全面改装/集いスペース拡張

(株)フジ(愛媛県松山市、山口普社長)は11月30日(金)、建て替えていたフジ宇和島店をリニューアルオープンする。改装投資額は10億5000万円。

同店は1967年10月にフジ1号店として誕生した。老朽化が進んだため創立50周年を節目に建て替えられた。愛媛県宇和島市の中心部に位置し、JR宇和島駅も近い。

改装のコンセプトは「みんなが集う 恵美須広場」。改装された店内には、各所にフジ1号店の50年前のオープン当時の懐かしい写真を展示するなど、温かみと親しみあふれる地域住民が集うスーパーマーケットを目指す。

2032坪の敷地に、2階建ての店舗と97台の駐車スペースを設ける。延床面積は1446坪、店舗面積は826坪。セリア、フィットネスクラブなど14のテナントが入る。

改装によって品揃えは最新のフジのマーチャンダイジングを投入する。「焼くだけ・炒めるだけ・温めるだけ」の簡便商品や、野菜サラダなどの即食商品、減塩・低糖・低カロリーなどの健康志向商品を強化する。

また「伊予牛絹の味」、「甘とろ豚」をはじめ、地域の市場から仕入れた商品、地元の練り物商品など地産地消を進める。さらに青果コーナーでは、旬の果物を店内で加工したタルトなどのスイーツを展開する。

地域住民が集うパブリックスペースも充実させる。1階のイートインコーナーには「ココカフェ.f」、2階にはフジの歩みや宇和島市の歴史を写真で紹介するパブリックスペースを設ける。

直営売場には顧客自身が清算するセミセルフレジを導入する。また、オープン型宅配便ロッカールーム「PUDO(プドー)ステーション」を設置する。

ハード面ではショーケースを、従来よりも省エネ効果の高い次世代冷媒(R-448R)を使用し、冷凍ケースはクローズ式ショーケースを採用するなど、電力消費量を抑える仕様とする。

さらに新たな取り組みとして、カメラ式駐車場管理システム「スマートパーク」を導入する。ロック板やゲート機、駐車券を使わず、カメラが車両ナンバーをリアルタイムで読み取って、精算を行うため、精算による混雑を緩和できる。

■フジ宇和島店概要
所在地/愛媛県宇和島市恵比寿町2丁目3番8号
営業時間/9:00~22:00
建物構造/鉄骨造2階建
敷地面積/6706㎡(2032坪)
延床面積/4773㎡(1446坪)
店舗面積/2727㎡(826坪)
投資額/10.5億円
年商予定/15億円
駐車場/97台
責任者/店長 川原 靖弘(かわはら やすひろ)

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