イトーヨーカ堂news|とくし丸事業開始/東京・八王子市で1号車4/30稼働

(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、三枝富博社長)は、オイシックス・ラ・大地(株)の連結子会社である(株)とくし丸(徳島県徳島市、住友達也社長)と提携し、とくし丸事業をスタートする。1号車はイトーヨーカドー南大沢店(東京都八王子市)を拠点店舗として4月30日(木)から八王子市エリアで運行を開始する。

専用車に加工食品、生鮮品、日用品など約400 品目1200 点を積み込み、週4 日巡回する。

この移動スーパーの取り組みを通じて高齢者などの買物支援を行うとともに、地域と連携しながら見守り活動を行っていく。また新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人混みや密閉空間を避けて買物をしようという人の利用も増えると見込んでいる。

現在、とくし丸は全国46都道府県で125社のスーパーマーケット企業と提携し、525台稼働させている(2020年4月28日時点)。

【結城義晴の述懐】
とうとうイトーヨーカ堂までとくし丸を運営することになったか。感慨深い。とくし丸の住友達也さんもよく知るし、イトーヨーカ堂も創業者の伊藤雅俊さん以来、永い付き合いだ。その両者が協業をする。故堤清二さんの名著『変革の透視図』〈昭和54年(1979年)刊〉に「流通産業の本質は、“資本の論理” と “人間の論理” の境界に位置しているというところにある」という記述がある。イトーヨーカ堂という資本の論理ととくし丸という人間の論理。それが融合するのが「商業の現代化」である。このコロナ・パンデミックのなかで「商業の現代化」が急速に進んでいることを実感させられる。

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