マックスバリュ西日本news|岡山総合プロセスセンターを6月着工

マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、平尾健一社長)は、6月から岡山総合プロセスセンターの着工を開始する。場所は本州エリアの物流拠点であるイオン岡山LC(岡山市南区築港元町)の隣接地になる。敷地面積5400坪に2層のセンターで、延床面積は3953坪。竣工は2022年6月、稼働開始は2022年9月を予定する。同社では生鮮強化、産地や漁港からの直接配送など、自らが原料を調達、製造、販売を行う「サプライチェーン改革」に取り組んでいる。その一環だ。

1階に水産・畜産の各プロセスセンター、2階にデリカプロセスセンターを併設した複合センターとなる。各部門のプロセスセンターを併設することで、それぞれが製造する素材を使用して、独自の仕様・調味を施したオリジナル弁当や巻き寿司などの商品製造が可能になる。また、簡単・便利で時短調理が可能な半加工品や完成品など、既存のプロセスセンターの設備ではできない付加価値の高い商品・サービスを提供できるようになる。

さらにセンターにヒト、モノなど経営資源を集約し、既存スタッフの異動や500人以上の新規採用を行い、これまでの店舗製造を中心とした運営から、センターを活用した一括製造を目指していく。これら一括製造された商品は、本州営業エリアのマックスバリュ、マルナカ約200店舗へ供給する。

背景には人口減によって従業員が確保しづらくなっていることが挙げられる。

またセンターは、岡山県大型投資・拠点化促進補助金と岡山市企業立地促進奨励金の認定を受けている。

■岡山総合プロセスセンター
所在地/岡山県岡山市南区築港元町5
敷地面積/1万7851㎡(5400坪)
延床面積/1万3068㎡(3953坪)
建物構造/鉄骨造2階建て
着工開始/2021年6月
工事竣工/2022年6月(予定)
稼働開始/2022年9月(予定)
投資額/約53億円(予定)(うち設備・機器約19.3億円)
土地・建物オーナー/DM三井製糖ホールディングス(株)
事業内容/水産品の加工、畜産品の加工、デリカ・惣菜の加工供給商品:寿司、おにぎり、弁当、精肉、生鮮魚、水産加工品ほか
供給店舗/兵庫県、岡山県、広島県、山口県のマックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグ約200店舗
新規雇用/約590名(予定)

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