サイゼリヤが山口県初出店 国内31カ所目

イタリアンレストランチェーンの「サイゼリヤ」が、今日14日、山口県に初出店した。47都道府県中31カ所目で、中国地方では3県目。数年内に山口県内でさらに2~3店の出店を計画する。

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店舗名は「サイゼリヤ ゆめモール下関店」。今日オープンしたイズミのショッピング・センター(SC)「ゆめモール下関」の専門店として出店した。ゆめモール下関は、イズミの食品スーパーマーケットで核店舗となる「ゆめマート」と、「ゼビオ」「ジュンテンドー」などの大型専門店を1カ所に集積したSC。敷地面積は7万1500㎡(約2万1700坪)、店舗面積1万3500㎡(約4100坪)。県内初出店のサイゼリヤやメガネチェーン「JINS」など、専門店21店がテナントとして入る。

 

サイゼリヤは2013年10月末現在、国内で995店舗を運営している。山口県への出店によって、未進出の地域は16県(東北地方:青森・岩手・秋田、中国地方:鳥取・島根、四国地方:徳島・香川・愛媛・高知、九州地方:佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島、沖縄)になった。

 

サイゼリヤの国内店舗は6割近くが関東に集中している。今回出店した山口県を含む中国地方の店舗の割合は1%強。外食業界で成長の限界と言われる「1業態1000店」の数字が迫る中、今後のさらなる成長には海外進出だけではなく、未開拓の国内エリアにも目を向ける必要がある。

 

サイゼリヤは2010年、コストコも入居する福岡県のSC「トリアス」内に出店し、九州に初進出した。現在も九州での展開は福岡県内にとどまっていて、店舗数は22店。

 

九州・中国地方は同じくファミリーレストランの「ジョイフル」のお膝元。ジョイフルは2013年11月12日現在、直営・FC合わせて717店を展開。九州沖縄・中国地方では7割以上にあたる515店を運営する。

 

サイゼリヤの2013年8月期決算(連結)は、売上高1104億2800万円(前年同期比5.9%増)、営業利益75億4700万円(同▲23.6%)、経常利益84億5000万円(同▲19.7%)、当期純利益39億3700万円(同▲28.0%)。

 

2014年8月期は売上高1188億円、営業利益87億円、経常利益89億7000万円、当期純利益51億円を見込んでおり、国内店舗数も前期末から58店増えて1040店になる見通し。

 

国内1000店の大台に乗る今期、サイゼリヤはイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の“一本足打法”から脱却するために、新店舗フォーマット1号店の出店を目指している。

 

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