京急電鉄news | みなとみらい再開発は名称「横浜シンフォステージ」

横浜市の「みなとみらい21地区」の再開発事業の名称が「横浜シンフォステージ」に決定した。みなとみらいは横浜駅東口地区、中央地区、新港地区の総称。

再開発事業は、2024年3月末完成予定の「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」で(株)大林組(東京都港区、蓮輪賢治社長)、京浜急行電鉄(株)(横浜市西区、川俣幸宏社長)、日鉄興和不動産(株)(東京都港区、今泉泰彦社長)、ヤマハ(株)(静岡県浜松市、中田卓也社長)、大林組が出資する特別目的会社みなとみらい53EASTの5社の共同開発による。

施設はオフィス、京急電鉄が運営するホテルなどが入居するウェストタワー、オフィス中心や企業の研究開発の拠点となるイーストタワーの2棟構成。各棟の低層部には飲食・物販施設が入居する。施設全体のコンセプトはオフィスワーカーや施設への来場者などの憩いや交流の場としての企業集積とオープンイノベーションを促進するワークスペースの展開とされている。また、施設内の広大な空き地は屋外のオープンスペースとして開放される。

みなとみらい21地区は、2022年4月に環境省が募集する「脱炭素先行地域」に選定されており、横浜シンフォステージは、横浜市が推進する公民連携での脱炭素(カーボンニュートラル)モデル構築の取り組みに参画している。カーボンニュートラルの取り組みとして、省エネルギーや「ZebReady」認証など環境配慮制度の認証を取得。技術面ではオフィス、ホテル部分の施設は環境配慮技術を導入。蓄熱槽による地域冷暖房、照度センサーを使った調光システムやブラインド開閉システムを採用。Co2や人感による換気量の自動制御を行う。

■建物概要
延べ面積/18万3132㎡
専有面積/ウェストタワー 3360㎡、イーストタワー 2796㎡
階数・構造/ウェストタワー 約158m、地上30階、塔屋2階、地下1階、イーストタワー 約90m、地上16階、塔屋1階、地下1階

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