イオンタウンnews｜12/2豊中庄内SCオープン/核店舗はダイエーが運営

イオンタウン(株)（千葉市美浜区、加藤久誠社長）は12月2日、大阪府豊中市庄内にショッピングセンター(SC)「イオンタウン豊中庄内」をグランドオープンする。

立地は阪急宝塚本線「大阪梅田駅」から約10分の「庄内駅」より徒歩圏、国道176号線と府道三国塚口線に隣接していて、公共交通機関や自動車でのアクセスにも便利。

地域は大阪都市圏へのベッドタウンとして人口密集エリアで、近隣の駅前商店街などは徒歩、自転車客で賑わっている。

競合ではグルメシティ庄内店、イオンタウン淀川三国など同じイオングループの店舗が対象となる。

グランドオープン発表のオンライン会見の席上、イオンタウンの加藤社長は「今までのNSC開発の強みを生かしていて、中堅SM同士のすみ分けは可能」としている。

SCは(株)ダイエー(東京都江東区、西峠泰男社長)が運営する「イオンフードスタイル豊中庄内店」を核店舗とし、ウエルシア薬局、メガネスーパー、スタジオアリス、クリニック、飲食店などテナント含み計16店舗で構成され、SCのコンセプトである「コモディティ」と「食・サービス」のワンストップ提供となる来店頻度、利用頻度の高いテナントが中心となっている。

飲食店では「びっくりドンキー」「魚べい」などファミリー層にも利用できるチェーン店の他、イオンタウン初出店となるお好み焼き店「とん平」、「山形ラーメン八八」、ひとり焼肉スタイルで人気の「ダイリキ」など個性的な店舗が出店する。

核店舗となるイオンフードスタイル豊中庄内店は1800㎡(約546坪)の売場面積を展開。

生鮮売場では、近郊野菜やオーガニック野菜なども揃えた青果売場。鮮魚は、生本まぐろを使用した握り寿司「魚屋の寿司」を展開する。一部の寿司はネタを15ｇ(従来の1・3倍)に増量される。また島根の漁港から直送される「島根のお魚市」では、旬の生魚を対面で販売。調理・加工サービスの対応も行う。

精肉売場では「焼肉」を強化。ダイエーオリジナル国産黒毛和牛「さつま姫牛」を中心とした「焼肉セット」を品揃えする。さらにホルモンやカルビを加えた「焼肉冷凍素材」など品揃えの幅を広げる。

インストアベーカリーの「D‘s Bakery」では手延ばしのブラン入りの生地にこだわりの具材とソースをのせた、もっちり食感の「ピッツァ・マルゲリータ」や「こく旨チーズピッツァ」、４種の厚手生地でつくった「クォーターピッツァ」など、多彩な焼きたてピッツァを品揃えする。また、北海道産小麦「ゆめちから」を配合したオリジナル食パン「白金（ プラチナ ）」など店内焼成のパンを季節に応じた品揃えをする。

また、冷凍素材や冷凍惣菜、外食メニューを取り入れた冷凍食品売場、韓国食品を取り入れた加工食品やオーガニックやヘルス&ウエルネスを意識した品揃えを強化した。

会見の席上、ダイエーの西峠社長は「成長中で、お客さまからの要望が強いカテゴリーを強化している」と語った。
その他、売場では値札に電子棚札を採用。環境負荷の削減につながるほか、ワイン売場では二次元コードによる商品情報の発信により、商品価値を実感できる買い物環境を提供する。

また、携帯端末で購入商品をスキャンし、専用レジで決済する「レジゴー」を導入。精算時間の短縮につなげることで快適な買い物体験の提供を目指す。

■イオン豊中庄内(とよなかしょうない)ショッピングセンター
所在地／大阪府豊中市庄内西町5-1-2
責任者／高橋尚孝
敷地面積／8761㎡(2655坪)、延床面積／9753㎡(2955坪)、総賃貸面積／5794㎡(1756坪)
駐車台数／189台
テナント数／16
建物構造／鉄骨造２階建て
開店日／2022年12月2日
営業時間／専門店10:00～21:00（店舗により一部異なる）
イオンフードスタイル・ウエルシア薬局9:00～23:00
従業員数／約500人
基本商圏／車５分圏内、世帯数約3万2000世帯、人口約６万人

■イオンフードスタイル豊中庄内店
売場面積／1800㎡(約546坪)
店長／上西浩史