西武リアルティnews|9/24「エミテラス所沢」開業/食品の核店舗は「サミット」
(株)西武リアルティソリューションズ(東京都豊島区、齊藤朝秀社長)と住友商事(株)(東京都千代田区、上野真吾社長)は9月24日(火)、広域集客型商業施設「エミテラス所沢」をオープンする。両社が西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で共同開発しているもので、「所沢駅西口土地区画整理事業」地区内において、7月31日(水)に竣工した。総事業費は約295億円。
所沢駅は西武池袋線と西武新宿線が交差し、1日当たり約22万人が利用する西部線沿線の中心的な拠点となっている。区画整理事業では道路の拡幅や歩道空間の整備などの街づくりが進められていて、エミテラス所沢は4層のフロアに142のテナントを揃える大型商業施設となる。
主なテナントではスーパーマーケット「サミットストア」、ファッションの「H&M」、「ニコアンド」、「アカチャンホンポ」、家電「ノジマ」、シネコンが入る。
施設の第一のポイントは、国内の商業施設では最大級の大型ビジョンなど最新鋭の設備を備えた「センターコート」でインタラクティブデジタルコンテンツを実装する。駐車場の空き台数表示、ベビーカート貸し出し情報表示など、館内の状況をサイネージやスマホで可視化する。「まちの広場」では富士山とまちを一望できる絶景ポイント屋上庭園「そらくもひろば」を設ける。
第二のポイントは1階に設けた一大フードゾーン「こもれびフードホール」。公園に隣接し、森をイメージした天井が高い大空間に、約1000席の客席と22の店舗を配置する。新業態、埼玉県初、所沢市内初をはじめ、地元フード、和洋中、アジアンフード、デザートなど人気の店舗が出店する。
第三のポイントは2020年に開業した所沢駅ビル「グランエミオ所沢」と「エミテラス所沢」を連携。共通アプリ「エミテラス&グランエミオ 所沢」アプリの提供を開始する。
両施設のフロアマップやショップ案内機能のほか、両施設共通のポイントサービス「SEIBU Smile POINT」との連携、ショップクーポンなどの機能を備える。
このほかにも、9月24日の開業に合わせて、「エミテラス所沢」オリジナルの機能として「キッズプログラム」などをアップデートする。また、埼玉県産材の活用(所沢市の廃棄木材によるウッドチップ舗装、間伐材を活用したベンチなど)大規模太陽光発電およびソーラー・風力発電による街路灯の設置など、サステナビリティに多数取り組む。
■エミテラス所沢
所在地/埼玉県所沢市東住吉10番1(西武鉄道所沢車両工場跡地)
開業予定日/2024年9月24日(火)
敷地面積/約3万4000㎡
延床面積/約12万9000㎡
建物構造/地上7階
店舗面積/約4万3000㎡
店舗数/142店舗
駐車台数/約1700台
駐輪台数/約1700台