ユニクロnews|日仏2社とグローバルパートナーシップ締結
(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長兼会長)は、(株)MUJIN(東京都江東区、滝野一征CEO兼共同創業者)と、フランスのExotec Solutions SAS(Romen MoulinCEO)と、11月13日、サプライチェーン領域における戦略的グローバルパートナーシップに関する合意書を締結した。両社はロボット関連を主力にしたグローバル企業だ。
2018年10月にグローバルパートナーシップを締結した(株)ダイフク(大阪府大阪市、下代博社長)に続く、パートナーシップ契約になる。
今回の契約締結によって、ファーストリテイリングは、倉庫の自動化、グローバル展開を加速していく。また、パートナーシップ企業の専門知識と経験を活かし、サプライチェーン改革を進めていく。
■ファーストリテイリングの今後の取り組み
(1)倉庫の自動化
形状が柔らかく、商品種類も豊富なアパレル製品のピッキング作業は、これまで自動化が困難とされてきた。今回新たに、MUJINとモーションプランニングAIを用いたピッキングロボットを開発し、全世界の倉庫に導入していくことで、倉庫の自動化を加速させる。
(2)自動倉庫をグローバルに展開
海外でも倉庫自動化の展開を加速度的に推進していく。ダイフクとは、すでに国内2拠点、海外2拠点の計4拠点、MUJINとは海外1拠点、Exotec Solutionsとも海外1拠点の倉庫自動化に着手している。
(3)戦略的パートナーシップの拡大と人材採用の加速
最先端の技術を持つ企業とのパートナーシップを拡大していく。さらに、サプライチェーン改革の推進をリードできる人材の採用も積極的に求めていく。