エブリイnews|従業員・学生・飲食店向けに地域密着型コロナ緊急支援

(株)エブリイ(広島県福山市、岡﨑浩樹社長)は、新型コロナウイルス感染が拡がるなか、「感染拡大防止策・緊急支援策」を実行している。さらに緊急事態宣言が延長されることを受け、新たに3つの分野で16項目の施策を実施していく。エブリイは広島県・岡山県を中心にスーパーマーケット41店舗、業務スーパー2店舗、さらに飲食店を展開している。

第1は、従業員向けの施策としてヒーローボーナス(感謝金)を支給し、「報奨金2ランクアップ制度」を導入した。報奨金制度は売上げや利益達成度に応じて毎月報奨金を支給する制度だが、5月実績については特別に2ランクアップして報奨する。4月から6月までの3カ月間の取り組みの合計は、正社員1人当たり平均10万円以上、総額3億円となる。

またスタッフの店舗業務の負担軽減のために5・6月で300人を新規採用する。さらに4月に実施したスタッフへの「自宅用マスク50枚無償配布」と「お米10㎏無償提供」を6月も実施する。マスク配布対象者は5500名で総枚数は27万5000枚に上る。

第2は地域の学生向け支援として、「給与前払い制度」を導入し、「奨学金制度創設」を検討する。新型コロナウイルスの影響で仕送りが減るなど困っている学生アルバイトを支援するのが目的だ。同社で働く学生アルバイトに対しては5月21日(木)から給与を前払いする。そのために急きょ自社開発のシステムを導入して対応する。

また奨学金制度創設についてはアルバイト学生だけでなく、地域の学生にも対象を拡げる。人事部内に相談窓口を設けて支援体制をとっていく。

第3は、地域飲食店の仕入れを支援し、惣菜・弁当をエブリイに出品してくれた飲食店への10万円の支援金を提供する。エブリイでは「地産地消!地元飲食店盛り上げ隊プロジェクト」として、地域の飲食店から惣菜や弁当を出品してもらって販売している。これらの飲食店に対して1法人につき、エブリイホーミイグループ商品券10万円分を提供する。

また新たに飲食事業を起業する人に向けて「クラウドキッチン」貸し出しサービスを始める。実際にエブリイ独自の製造環境を整え、自店以外でも惣菜や弁当を製造・販売できる体制づくりをサポートする。まずはエブリイのキッチン施設を活用して期間限定で無償貸し出しを行う。順次、エリアを拡大する計画だ。

【結城義晴の述懐】
エブリイの「地域密着型コロナ緊急支援」。本当に素晴らしい。感心した。岡﨑浩樹社長とエブリーホーミイグループの全幹部に脱帽。

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