アインnews|藤沢市で小型低速ロボットによる医薬品配送の実証実験
(株)アインホールディングス(札幌市白石区、大谷喜一社長)は3月4日(木)、パナソニック(株)(大阪市門真市、津賀一宏社長)、Fujisawa SST協議会と連携して小型低速ロボットによる処方せん医薬品配送の実証実験を実施すると発表した。
この実証実験は、神奈川県藤沢市の「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」の取り組みの一環として「アイン薬局 Fujisawa SST店」で行う。実施日は3月5日(金)と12日(金)。
患者が電話などによって医師の診察を受け、アイン薬局の薬剤師からオンライン服薬指導を受けると、パナソニックの小型低速ロボットによって医薬品が配送されるという流れだ。
屋外での小型ロボットによる医薬品の配送は国内では初となる。診察、服薬指導、医薬品の受け取りまでを非対面・非接触で完結できるのはコロナ禍においても必要なサービスと言える。
新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として、電話や情報通信機器による診察や服薬指導および医薬品の配送が可能になるような措置が取られている。そんななか、2020年9月には全国でオンライン服薬指導が開始されたが、服薬指導後の医薬品の受け取り方法は多様化している。
Fujisawa SST協議会は、神奈川県藤沢市のパナソニックの工場跡地においてFujisawa サスティナブル・スマートタウンの開発を進める18団体から成る街づくり協議会(代表幹事:パナソニック)であり、アイングループも参画している。藤沢市と官民一体で、持続可能な街づくりに取り組むとともに、街に関わる企業・自治体・住民などが共創する仕組みを導入し、新しいサービスの創出を通じて社会や地域の課題解決を目指す。