ワークマンnews|岡山と群馬に新流通センター建設を計画/総投資額290億円
(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は2025年3月期の下期から次世代主力業態「#ワークマン女子」の路面店の出店攻勢をかける計画をしている。それを支える物流拠点として、岡山市北区に大型の流通センター「岡山流通センター(仮称)」を2027年10月1日から稼働させる予定だ。同センターの床面積は7万2000㎡で、山陽自動車道の「吉備スマートIC」から約400mに立地する。完成すると、大阪府や兵庫県などの関西圏と、中国・四国・九州の全域への出荷が可能となる。
岡山流通センター(仮称)の完成後は、2023年に稼働した賃借物件の神戸センターを返却し、群馬県の伊勢崎流通センター、滋賀県の滋賀竜王流通センターと岡山の3センター体制で全国への物流網ををカバーする。
さらに東日本でも「#ワークマン女子」の路面店を中心に出店を増やす計画するため、2028年には主力の伊勢崎流通センターの能力が限界に達すると見込んでいる。このため、群馬県でも床面積8万2000㎡クラスの流通センターの新設を計画している。この新しいセンターは同じ県内の伊勢崎流通センターと機能を分担して一体運営をする予定だ。ただし新センターはまだ用地確保に向けた交渉段階である。
ワークマンは岡山流通センターと群馬県の2つの新センターへの総投資額は、290億円前後になると見込んでいる。なお、ワークマンは毎年の出荷点数増加率5%を前提として、物流インフラを整備している。