イケアnews|AI活用のデジタルツール「IKEA Kreativ」2/27導入完了
イケア・ジャパン(株)(千葉県船橋市、ペトラ・ファーレ社長兼Chief Sustainability Officer)は、AIを活用した新しいデジタルホームデザインツール「IKEA Kreativ/イケア クリアティーヴ」を順次導入してきたが、2月27日(火)に日本のすべての「IKEAアプリ」利用者が利用できるようになると発表した。
「イケア クリアティーヴ」には、自分の部屋のデジタル空間にイケアの家具やアクセサリーを配置することで生活空間を自由にデザインできる機能と、イケアが用意した3Dショールームを元にデザインを変更できる、2つの機能がある。IKEAアプリ上で操作できるため、スマートフォンやタブレットで気軽に楽しめるだけでなく、イケアのウェブサイト上でも使用でき、デザイン空間を3Dで視覚化できるので家具の買い替えがよりイメージしやすくなる。
「イケア クリアティーヴ」は、これまでのイケアの家での暮らしに関する知識やデータと、最新のAIとコンピュータービジョンのテクノロジーを使用し、スキャンされた顧客の家の空間を正確に把握しデジタル空間を生成する。
AIアルゴリズムによって、「イケア クリアティーヴ」では、顧客が撮影し生成されたデジタル空間から既存の家具の一部またはすべてを消去し、自分の空間の新しい家具の配置や模様替えを簡単にデザインすることもできる。この機能の中核となるテクノロジーは、Ingkaグループが2020年4月に買収したシリコンバレーのAIスペシャリスト「Geomagical Labs」によって開発された。
「イケア クリアティーヴ」は、iOS(iOS 14.0以降の iPhone)、Android(Android 9.0以降のAndroid)でIKEAアプリをダウンロードするか、パソコンからイケアのウェブサイトにアクセスすると、使用できる。空間のスキャン機能はIKEAアプリでのみ使用可能だが、取り込んだ空間のデータはイケアのウェブサイトを通してパソコンでもデザインすることができる。