ウォルトnews｜配達商品を店頭商品と同価格とする実証実験10/21開始

デリバリーサービス「Wolt（ウォルト）」を展開するWolt Japan(株)（東京都渋谷区、ナタリア・ヒザニシヴィリ代表）は、10月21日（月）から、広島県呉市でデリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験を開始した。デリバリーの商品価格を一斉に店頭と同じ商品価格とする取り組みは、フードデリバリー業界でも初めての試みとなる。

通常、デリバリーサービスに掲載する商品の価格は各店舗が設定しており、店頭で購入できる商品価格よりも約4割程度高く設定されていると言う。

一方で、物価高による家計の負担の増加や、運転免許を返納した高齢者をはじめとする買物弱者の増加といった社会課題が顕在化するなか、Woltは、デリバリーをより利用しやすい環境をつくることで消費者をサポートする狙いがある。

実証実験には、広島県呉市内のWolt加盟店から約70店が参加している。顧客はWoltのアプリやウェブサイトから、実証実験に参加する市内のレストラン、ベーカリー、スーパーマーケットの料理、食料品、日用品などを、店頭と同じ商品価格で簡単に購入でき、約30分で商品が届く。配達料は別途49円～349円かかる。