イオン北海道news｜貨物船｢RORO船｣を利用した海上輸送10/29から本格稼働

イオン北海道(株)（札幌市白石区、青栁英樹社長）は、イオングローバルSCM(株)（千葉県、手塚大輔社長）と栗林商船(株)（東京都、栗林宏社長）、センコー(株)（大阪市、杉本健司社長）と連携し、10月29日(火)から、イオン釧路店に納品する衣料品・くらしの品・食料品の一部商品において、貨物船「RORO船（苫小牧港発 釧路港着)」を活用した海上輸送による店舗配送を実施する。

この取り組みでは、RORO船が運航する月・火・金・土曜日にくらしの品と衣料品の一部商品を配送する。食料品は、配送する量がトラックに積載しきれない場合にRORO船に積載する計画。この取り組みは順次拡大し、来春には釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗でも実施する予定だ。

イオンは、物流分野における「2024年問題」解決に取り組むため、さまざまな施策を実施している。「モーダルシフトやエリア単位での共同配送のさらなる推進」を掲げ、その実現に向けて５月に海上輸送の実験を実施。今回、本格稼働できるオペレーションを構築した。

今後、釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗配送にRORO船を活用した場合、トラック運行距離は1万0914時間削減（約83％削減）、CO2排出量は302.8ｔ削減（約55％削減）の効果を想定している。