イオンライフ 世田谷区で初の永代供養墓3万円提案
イオンライフ株式会社が、明日9月1日(火)より東京都世田谷区の常福寺と協力し、世田谷区として初めて3万円から納骨・永代供養が行えるサービスを開始する。
同社は2009年から全国540社の葬儀社と提携し、「イオンのお葬式」を展開しているが、2013年9月から始めたサービスは、3万5000円。過去の宗旨、宗派を問わず、また後々の追加料金が一切かからない納骨・永代供養ができる合祀墓、埋葬料、永代使用料、永代供養料、永代管理料などすべて含んだサービスである。さらに「イオンのお葬式」を生前予約した顧客、または利用した顧客には、同じサービスを3万円で紹介している。同サービスは既に各地に広がっているが、それが世田谷区で始まる。
各地のお寺は以下。
茨城県 常陸国 出雲退社
埼玉県 清福寺 長泉寺
東京都 東京 徳純寺 妙善寺
千葉県 東祥寺 竺園寺 妙恩寺
神奈川県 宝袋寺
新潟県 フジパーク霊苑新潟
愛知県 大雄院 壽栄寺
大阪府 海寶寺 長法寺 智崇院 やすらぎの丘霊苑
広島県 ふれあい聖地霊苑
福岡県 徳純院 西顕寺
佐賀県 吉祥寺
このサービスを明日9月1日から、東京都世田谷区の「常福寺」と協力して、区内では初めて行うこととなった。
現代の日本では少子化や核家族化、子供を持たない夫婦、生涯結婚をしない単身者などお墓を持たないであろうさまざまな家族の形が増えている。また先祖のお墓があっても継承してゆく人がいないなど、問題山積である。
イオンライフでは下記の問題を抱えた人に「永代供養墓」の提案をしている。
• 継承者がいなくてお墓がもてない
• 菩提寺を持っていない
• お墓のことで家族に負担をかけたくない
• 身寄りのない親族の納骨場所に困っている
• 長期の出張でお墓参りを出来る人がいない
メリットだけでなく、デメリットにもあえて触れてその上での選択を勧めている。
永代供養のメリット
• お墓参りをしなくても寺院が供養や管理を行なってくれる。
• お墓の費用がかからないので、お墓をたてるよりも料金が安い場合が多い。
永代供養のデメリット
• 形式によっては他人の骨と一緒になってしまう場合もあり、そうなると二度と取り出すことが出来なくなる。
• お墓参りをする墓石が無いため、遺族がいる場合は感情的な配慮が必要。
この世田谷区常福寺とともに同日より、千葉市若葉区、大阪市西成区、大阪府枚方市の寺院・霊苑でも展開する。今後もさらに全国へ順次展開を行う予定だ。いまやお墓の問題は社会問題となっている。残された家族や周りの人に迷惑をかけない最後の準備として、永代供養墓も選択肢のひとつに入れることができる。
「ゆりかごから墓場まで」。第二次世界大戦後、英国労働党が掲げたスローガン。このスローガンは先進各国の社会福祉政策の指針となったが、イオンライフのコンセプトはこのスローガンそのものである。イギリスの社会福祉サービスは、医療の国民保健サービスと国民保険を全国民が無料で受けられる制度だが、イオンライフはそれをできる限り低価格で提供しようと試みている。そしてそれは日本の従来の葬祭業界から強い反発を受けているが、国民の選択肢が増えたことは、大いに評価されるに違いない。
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