セブン-イレブンが自転車シェアリングサービスを6月末までに100店に拡大
セブン-イレブン・ジャパンとNTTドコモ系のレンタルサイクル会社「ドコモ・バイクシェア」(東京都墨田区)は2月8日、先に東京都内のセブン-イレブン2店舗で始めた自転車シェアリングサービスを順次拡大すると発表した。
これは2016年12月27日に、港区の港区汐彩橋店(港区海岸3-3-20)、港区芝浦ふ頭店(港区海岸3-12-7)にサイクルポートと各5台の自転車を設置したもの。
両社の取り組みにより、セブン-イレブン店舗で自転車の貸し出しや返却が可能となり、これまで以上に気軽に便利な場所で自転車シェアリングサービスを利用できるようになる。もちろんセブン-イレブン以外のポートの利用も可能だ。
サイクルポートは基本的に年中無休で24時間、貸し出しと返却ができ、利用者にとっては利便性が高い。
セブン-イレブンでは今後、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区のセブン-イレブンにサイクルポートを順次拡大する予定。今後、2017年6月末までに100店、自転車500台規模への拡大を目指す。
地域のお客にとっての新たな社会インフラとしてサイクルポートを位置づけ、お客にとって「近くて便利」な店としての機能向上に努めるとしている。
また同時に、海外主要都市で観光客向けの自転車シェアリングサービスが好評を得ている事例を参考に、インバウンド向けのサービスとしても拡充を目指す。
ドコモ・バイクシェアは、すでに東京都内(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区)で自転車シェアリングサービスを運営しており、200カ所以上のサイクルポート、2,500台以上の自転車を利用でき、2016年度は都内で100万回を超える利用があった。
個人向け料金は「1回当たり150円」(税別、以下同)か「月額2000円」で、乗れる時間は30分まで(30分ごとに100円の延長料金がかかる)。また、1日乗り放題の「1日パス」(1500円)も用意。法人向けには、追加料金なしの定額サービスを月額4000円で提供する。
利用にあたっては、パソコンやスマートフォンなどでの事前の会員登録が必要となる。
セブン-イレブンは全国46都道府県で19220店舗(2017年1月末現在)を展開しており、今後、取り組みがさらに全国的に広がるのか注目されるところだ。
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