ローソンnews|「ひとり親家庭支援奨学金制度」設立し7/1店頭募金開始

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、ひとり親(母子等)家庭で就学が困難な生徒の夢を応援する「ひとり親家庭支援奨学金制度」を設立し、7月1日(土)より店頭募金の“マチの幸せ”募金で受付を開始する。

この奨学金制度は返還不要で最長4年間、一人につき月額3万円が支給される予定。

ローソンでは、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という企業理念のもと、店頭募金の“マチの幸せ”募金を実施している。第1は、緑化事業を支援する「ローソン緑の募金」、第2は子どもたちへの支援を行う「夢を応援基金」と「TOMODACHI募金」である。

夢を応援基金は、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の東北3県の生徒たち約1000名に対して、奨学金の支給とサポートプログラムでの支援を目的として、2011年に創設された。2017年3月末時点で約880名が卒業し、基金の目的達成の目途が立った。そこで、このたび「ひとり親家庭支援奨学金制度」を設立することになった。

就学支援を目的とした「夢を応援基金」の中に、ひとり親家庭支援奨学金制度を追加する。従来の東日本大震災奨学金制度の「夢を応援基金」は、2019年3月まで継続する。

奨学金制度の対象者は、日本全国47都道府県に暮らす、下記のどちらかに当てはまる生徒。
1.中学校3年生の生徒
2.高等学校、高等専門学校、専修学校高等課程、特別支援学校(高等部)1~3年生の生徒。

支援人数は各学年100名の合計400名(予定)。次年度以降、卒業生数に合わせ追加募集を予定している。

応募資格は下記の全ての条件を満たす生徒。
1.ひとり親(母子等)家庭の生徒で、就学が経済的に困難な生徒
2.夢を実現するための意欲があり、社会への貢献を希望する生徒
3.全母子協の加盟団体の会員、および入会を希望する人の子ども(生徒)
4.全母子協加盟団体代表者等の推薦を受けられる就学中の生徒

運営資金は店頭募金と(株)ローソンの拠出金、取引先からの寄付等で捻出する。
店頭募金箱への募金のほか、店頭マルチメディア情報端末「Loppi」での募金や、Pontaポイント・dポイントを活用した募金を受け付ける予定だ。

募集は2017年7月中旬以降。
選考は全母子協加盟の各都道府県・指定都市・中核市の団体で選考基準に従って一次選考を実施し、推薦書を提出してもらう。各団体からの推薦書をもとに、学識経験者と全母子協理事長、ローソン役員からなる選考委員会で最終決定する。

社会貢献活動は企業にとって必須だが、ほかのコンビニエンスストア各社も積極的に募金活動などを行っている。今後はより活動の領域が広がることが望まれる。

検索ワード:ローソン ひとり親家庭支援奨学金制度 社会貢献

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