マクロミルnews|冷凍食品の活用調査、男女ともに「お弁当の隙間」を意識

コロナ渦で家での食事が増加し、冷凍食品の人気が高まっている。実際に消費者が冷凍食品をどう活用しているかを(株)マクロミルが調査した。調査は同社の定性調査ツールの「ミルトーク」を通じて、5月13日(金)~ 5月17日(火)の期間、行った。全国10代~80代の男性250名、女性579名のモニタ会員を対象として、生の声を“リアルタイム”で集めている。

■「冷凍食品があって良かったと思ったことは?」と聞いたところ、最も多かったのは「お弁当」で、約20%の人がキーワードとして挙げた。他には「疲れる」「時間ない」といったキーワードが挙がっている。


<頻出ワードランキング> ※頻出順に上位を抜粋

■キーワード「お弁当」「疲れる」「時間ない」に絞って男女別で比較したのが次の表だ。「お弁当」は、男性13.2%、女性25.2%と、男女ともに冷凍食品を「お弁当」づくりに活用していることがわかる。


<頻出ワード「お弁当」「疲れる」「時間ない」の男女比>

「お弁当」と回答した人のコメントをみると、“お弁当の隙間を埋められる(30代男性)”、“お弁当の隙間にもう1品と思ったときに超便利(60代女性)”というように、男女ともに「お弁当の隙間」を意識していることがわかった。

「疲れる」「時間ない」と回答した人のコメントは、“やる気が出ないけど子どもに何か食べさせなきゃ(30代女性)”というように、料理をつくる手間をかけたくない時に冷凍食品を利用していることがわかる。

その他には、“野菜が高騰中のときは冷凍食品があって良かった(50代女性)”、“雨の日にスーパーへ行けなくなった時、お気に入りのメーカーの冷凍食品が助けてくれます。(70代男性)”といったコメントもある。

さらに、”キャンプに行って保冷剤の代わりにもなったし解凍できたころに夕飯として使えた。冷凍うどんで冷やしうどんをつくっておいしく食べられた(30代男性)”、”夏休み中の子どものランチに、チャーハンやパスタなど子どもだけで留守番させるときに助かりました(40代女性)”とシチュエーションによって上手に利用していることもわかる。

■頻出ワードであった「お弁当」について、家族構成別で見ると、「配偶者、子ども、親と」が45.0%、「配偶者と子どもと」が30.3%と、当然ながら子持ちの家庭での割合が高い。


<頻出ワード「お弁当」の家族構成比>

子持ち家庭の「お弁当」に関するコメントでは、”朝寝坊して、お弁当のおかずと子どもの朝ごはんをレンジでさっとつくれて遅刻せずに済んだ時です(20代女性)”、”夫の日々のお弁当づくりの時に、どうしても埋まらない隙間ができてしまった時やしんどくてイチからおかずをつくりたくない時に、本当に助けられてきました(30代女性)”、毎日のお弁当づくりでおかずが足りない時においしい冷凍おかずが入れられて子どもも満足してくれることです(40代女性)”というように、時短調理の利便性や味に対する評価も挙げられている。

 

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