ベルクnews | AIカメラを使った売場業務改善の実証実験

(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)は、クラウド録画サービス会社セーフィ―と共同で最新のAIカメラを使った売場業務改善の実証実験を行った。


従来からベルクでは、カメラを使って、売場の陳列・販売状況やバックルームのオペレーションの確認を行っていたが、映像確認の時間が取れないという問題があった。今回の実験でクラウド録画による映像とAIを組み合わせることで効率的な業務改善を推進する。ベルクフォルテ我孫子店で行った実証実験の内容は、店舗に4台のAIカメラを設置。うち惣菜売場に設置したカメラでは、弁当コーナーを画像で4分割し、それぞれの滞留数、通過人数、滞留率を数値化。アイテムごとの最適な配置場所を導き出し、販売精度の向上を高める取り組みを行った。これはPI値や値引き分析にもつなげる狙い。
また実証実験中には、店舗入り口にも設けたカメラによる店前交通量、入店客数などの検知データに販売データを組み合わせることで、購買につながるまでのプロセスデータの可視化や曜日やキャンペーンによる数値の変動に応じたレジシフトやシフトの最適化につなげるデータの可視化を行った。
ベルクは、以上の取り組みで得られた改善結果について、他店舗とも共有し、チェーン全体への波及を目指す。

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